Beat Saberのカスタムセイバーの備忘録
Beat Saberのカスタムセイバーを作成したのでその備忘録
使用環境
Unity 2019.3.15f1
Beat Saber v1.20.0
Blender 3.2.2
Saber Factory 2
参考サイト
Beat SaberのCustom Saberから3Dモデリング始めてみた|はるふぁ|note
カスタムセイバーを作ろうと思ったきっかけです。
Custom Sabers Guide | BSMG Wiki
手順がほぼ書いてあるページです。
カスタムセイバーのUnityProjectもこちらからダウンロード
custom platform の制作手順 はじめの一歩|トウモロコシ|pixivFANBOX
Beat Saber内で使えるシェーダーの説明があります。
🍉本編🍈
前々からカスタムセイバーやアバターには興味があったのですが、なかなか手を出せないでいました。ブランク期間で落ちた感覚を取り戻すこと早6か月……。
最近になってようやくスコア更新が出るようになったのでやる気が出てきたわけです。
0. 構想
今回作るカスタムセイバーのテーマとしてを以下の2つから連想して、
- 左右で色が異なる棒状のもの
- 夏っぽいもの
ぱっと思いついたスイカバー・メロンバーが形状も難しくなかったので採用しました。
次点はパピコ
資料用にコンビニを何軒か回ってアイスコーナーを探したのですが、どこにも置いていない……。しょうがないので資料は画像検索で探すことにして、アイスの実を買って帰りました。
1. モデリング
真上から撮影されたスイカバーから形を取り、モデリングしていきます。
本家アイスの皮に当たる部分でシームを入れ、マテリアルも分離しておきました。
アイス1、アイス2、棒、チョコレートでマテリアルは4です。
2. マテリアル設定
ループありのStable Diffusionを使ってローポリの木材の表面テクスチャを出力してもらいました。
色相変更と減色処理を加えたらいい感じに
アイスキャンディーの霜がついたような表面はprompt力が足りず断念。
光らせる想定なので単色でも気にならないはずです。
これをfbxでエクスポートします。
3. Unityで作業(配置)
リンク先のガイドのCustomSaberProjectをUnityで開き、元から設定されているセイバーのMeshを用意したfbxのモデルに変更します。
左右で同じ場所にあるのでLeftSaberMeshの位置を参考に変更したRightSaberMeshのTransformを調整します。
地道な作業
左右でモデルが同じだったのでTransformの値はそのままコピーで大丈夫でした。
3. Unityで作業(マテリアル)
使う分のMaterialをAssetsに作成します。
- 右のアイス
- 右のチョコレート
- 左のアイス
- 左のチョコレート
- アイスの縁(左右共通)
- 棒
アイス部分にはLit Glowを設定し、先端の色を変える部分にはCustom Colorsにチェックを入れておきます。
チョコレート、棒はLit Glowですが、Glowの値を0にしておきました。
Saber ExporterのWindowでエクスポート
4. Beat Saberで使う
エクスポートで吐き出されたname.saberファイルをCustomSaberフォルダに移動させて終了です。
でっか
終わりに
思っていた以上に楽にカスタムセイバーが作れて満足です。
Stable Diffusionのループテスクチャの生成もやる気になった要因でしたが、こちらも環境構築からだいぶ楽でした。面倒な部分を実用的なレベルで代用できるので可能性を感じます。